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2021年2月16日火曜日

COLN 65W GaN Wall Charger 3 Port ( PD 652 CA) レビュー

 風邪なのか花粉にやられているのか睡眠不足なのかネオコロニータなのか解らなくて厄介ですね。ぶっちゃけ体調悪い紫様ですさばいでぃー。





さてさて、前回の2ポートを購入して暫くしてから、形の違う物があったり、規格違いの物がある事を知ってしまい、どうしたものかと考えていましたが、セールもあって勢いで買ってしまった3port 65W GaN(窒化ガリウム)充電器のレビューです。

この規格の違う物はどうも2020年の末頃に発売された様で、やっぱり前のを買った後に出現してしまった様です。ちょっと買うタイミングが悪かったカナ…と。

ま、そんな事を悔やんでもしゃーなしですし、どうせ買ってるんだし、比較も出来るんだからいいでしょと。

あ、例に依って急速充電器なので、寝ている間に充電する人や、入浴中に充電しているケド長風呂って人なんかには向きませんのでご注意下さい。少しでも速く充電したい人向きです。

とは言え、勿論ですが端末の規格以上の急速充電も出来ないので、速くないじゃん!となる可能性にもご注意下さい。自分の端末の規格等しっかり調べて下さいね。



ほいじゃあ開封写真です。


プチプチに包まれて来ましたよ。


サイズぴったりな小さな無地の白い箱に入っていました。

しっかりした箱に入っていると、どうも困惑してしまうのでいい傾向ですね!w(?)


おー!ちゃんとロゴが入っています!ロゴ無しなのではと思っていましたが、ちゃんとお店?ブランド?でオーダーしている様ですね。


ソケット面です。typeC端子がちょっと斜めになっている気がしますが、こういう所を気にすると長生き出来ない気がしますw


ケース込みで150mmくらいのP20Liteと並べた大きさの目安なんですが、写真だと矢鱈でっかく見えますね。全長76mmなので、丁度半分くらいなんですが。


側面に表記された緒元と認定マークです。それとでっかくアピールしている65W。


って事で諸元を見ていきましょう。前回のTC-030とは何処が違うカナ?

●型番PD652CA

●サイズは76*39*32mm

ほぼサイズはTC-030と同じです。幅広い面が3mm広いだけです。尚、66mmと書かれている物があるのは、プラグ部を除く数値になります。

●重さは125g(実測119g)

TC-030よりちょっと軽いです。持ち較べてもちょっと軽いのが解ります。素材や造りの差なんでしょうか?

●素材はABS + PC (94V0)

同じ素材なのか、素材が違うから大きいのに軽いのか、気になりますね。耐火グレード94V0だそうです。

●ソケットはUSB type Cが2つとtype Aが1つの3ポート。

●入力規格 100-240V 50/60Hz 最大1.5A

●出力と対応規格。

・C1 port単独使用 PD3.0 (PPS:3.3-11V=5A) QC4+ AFC SCP FCP : 5v=3A 9V=3A 12V=3A 15V=3A 20V=3.25A (最大65W)

・C2 port単独使用 PD3.0 (PPS:3.3-11V=5A) QC4+ AFC SCP FCP : 5v=3A 9V=3A 12V=3A 15V=3A 20V=3.25A (最大65W)

・A port単独使用 QC3.0 AFC SCP FCP Apple2.4A : 4.5V=5A 5V=4.5A 9V=3A 12V=3A 20V=3A (最大60W)

・C1 + C2同時利用 40W + 20W (iPhone12)

・C1 + A同時利用 40W + 22.5W (SCP)

・C2 + A同時利用 13W + 13W (適宜分配)

・C1 + C2 + A同時利用 40W + 22.5W (C2とAの合計)

 

前回のTC-030より全体的に強い印象がありますが、きっと1番の理由はこのタイプの方が新しいからですね。iPhone12の9V=2.22A、20Wに対応していたり、PPSが5Aだったり。

ただ複数同時使用時にPD45W給電して欲しい場合は旧規格(?)の方を選びましょう。もしかしたら単独C65WのA60Wで同時使用45W18Wのモデルも出ているかもしれませんが。


因みにiPhone8以降のモデルはPD規格に対応しているので、typeCポートを使えば18W急速充電出来ます。あと、Nintendo Switchも同じく18Wか15W急速充電出来ると思います。

そう言えば、PDでぢうでん出来るから、SwitchはPD規格って先入観があったんですが、調べてみたらSwitchってUSB Power Delivery規格ではおろか、そもそもUSB type Cコネクタでも何でもないらしくてちょっと笑いました。任天堂さん…w



さて、殆どの人には蛇足かと思いますので読み飛ばして戴いて構わない、テスターをかけてみた結果を。

アマゾンのレビューで、規格検出をかけたらPPSに対応してないって言ってる人を見掛けたんですが、使っているのがU2だったんで表示がどうなっているかは知らないんですけれど、KT001と同じならPDトリガーを選択した先に、こう表示されるんですよ。って事で65Wの触れ込み通りPD3.0 20V=3.25Aの65Wにも、そしてPPS5Aにも対応しています。

他の検出結果。

そう言えば、KT001だとMTK PEが検出出来ないので、KT002が欲しいですねぇ…今年から日本でもメディアテックのSoCを積んだ端末が多くなりそうな予感ありますし。


PD3.0の20V=3Aです。マックス3.25Aって書いてありますね。


マージンどのくらいだろ…どこまで流れるのカナ…と放電器のツマミを回して(遊んで)みた結果です。75Wで放電器か充電器自体かは解りませんが、遮断されました。

尚、こういう事をすると、壊れたり、火を噴いたり、爆発したりする危険があるので、真似しない様にして下さい。

そう言えば(2回目)、66Wも6Aで5A以上流せないといけないですし、今年は120Wとか125Wぢうでんの端末が発売されましたから、150Wの放電器が欲しいですねぇ…


また20V=3Aかよ?ではなくて、こちらはtypeAポートのマックス60W、規格としてはQC3.0になります。ただ実際のQC3.0は18W迄しか給電しないので、QC3.0対応端末がこういう数値で充電出来るワケではありません。ご注意下さい。

Xiaomiターボチャージも稼働します。11V=3Aなのか10V=3Aなのか9V=3Aなのかきっちり確認しませんでしたが、しっかり急速充電されます。


最後にSCPトリガーです。5Vトリガーなので5V=4.5Aで稼働する筈なのですが、4.5V=5Aみたいな数値になっていますね。

どうもSCPって可変電圧らしくて、コレは私が放電器の限界値(4.5A)を試していたので、電流の上昇に合わせて電圧が下がった結果かと思われます。

SCP22.5Wって電池容量がかなり少なくならないと20Wとか18Wで給電しますよね。かなり的確に給電値を下げていってくれるので、40Wの方もそうなんですが、相当バッテリーに優しいと思います。

はい、ほいじゃあここいらでテスターでの報告おしまいです。



が、ですよ。更に余計な話を続けます。

スペックを思い出してみて下さい。typeCポート単独使用の対応規格にSCPがありましたよね…!?

ファーウェイユーザー大歓喜!2台の端末を同時にSCPぢうでん出来る!?


まさかと思って試してみたら、しっかり超急速充電の表示とステータスバーの電池アイコンの中に2つの⚡⚡マークが。

テスターの規格検出に掛けてみてもしっかりとSCP対応と書いてありました。

ただ、どうもその結果を見ると8V=5Aの40Wに対応していないのでは…?と感じたのですが、自分では対応端末を所持していないので検証出来ませんでした…PPSで流せる範囲ですし、良く考えたらと言うか穿って考えたら、C1ポートの同時利用上限が40Wなので、流れそうな気がしなくもないのですが…どうなんでしょう?

もし40W対応端末をお持ちで、この型番の充電器を買った、または所持していると言う方がいましたら、是非可不可を教えて戴けると嬉しいです。

さて、兎にも角にも2つ同時にファーウェイのSCP22.5W対応端末を超急速ぢうでん出来る事が解りました!やりました!


…と思ったのですが…

ふと、ある事に思い当たって再度試してみたら、やはり22.5W充電は出来ませんでした…糠喜びでした…


どういう事か簡単に説明しますと、事前にチェックした方法は、充電器からPDケーブルをテスターに挿して、テスターからSCP対応AtoCケーブルを端末に挿すと言うものでした。

問題は、ケーブルを2本使っていてPDケーブルのみではなかった、と言う所だったので、次は充電器からPDケーブルをtypeCテスターに挿して、テスターを直に端末に挿してみました。

結果は先に書いた通りで、いつものPD9V=2A給電でした。

手持ちのPDケーブルを全て試して、テスターを外してみても変わらず、全て同じでした。充電開始時の急速充電表示は無し。

しかし、テスターで規格検出をかけると、しっかりSCPは検出されます。

写真を撮ってあったので。

端末を繋いでいない時の結果と端末を繋いだ時の結果です。あ、写真撮るのに端末抜いてるんで両方共着いてないんです。

1番下のSCPが赤字です。対応していない結果となりました。

端末繋いだのに、何故かQCやAFCが対応している事になっていますが、通常充電の5V=2AとPDの9V=2Aにかかるのかなぁ?となあなあに受け止めています。


で。短絡的な推測ですが、以上の結果から、充電器自体は規格自体に対応しているし、求められれば出力もするけれど、SCP対応ケーブルでないと端末側がSCP規格の要求を出さないので、PDケーブルの場合はPD充電になってしまうのでは、と考えます。

なので、SCP対応のPDケーブル…なる物が存在しない限り、typeCポートからPDケーブル1本でのSCP22.5W充電は不可能なのではと。

そんなのあるんですかね?

私の場合はテスターで中継すれば出来たワケですが、そこまでして2台同時SCP充電したいとは思わないカナ…


以上、typeCポートのFCP規格についての検証と考察でした。またもや大多数の読者には関係なかったかと思います。が、書き手にとっては重要な点でしたので。



余計な話は置いといて、色々試した結果だけを書いておくと、C1ポートとAポートで33Wと22.5W、18Wと18W。C1ポートとC2ポートで33Wと18W。3ポート同時は一瞬しか試していませんが、33W12W10Wで充電されたのを確認しています。

複数同時充電は至極快適に行えました。前回のCT-030の様に、Aポートを先に挿さないといけない等の不具合的なものも全くありませんでした。

充電曲線を採ったワケではないので断言は出来ませんが、単独使用でも複数同時使用でも、不安定だったり妙に数値が暴れると言った事は、確認していた範囲ではありませんでした。

但し、やはりプラグを挿して充電を開始すると、全てのポートの給電が一旦停止して再接続(再計測)されてしまうのはTC-030と変わりないので、そこは仕様と諦めましょう。



テスト終了後のぢうでんき達。おつぁーしゃー。

並べるとCT-030に較べてPD652CAの方がほんのちょっと幅が大きい?高さが高い?のが解るかと思います。

幅で思い出しました!

これはPD652CAだけでなくCT-030も、その他のこの形状の65W GaN充電器全ての話になるのですが、プラグを畳んで収納出来る方向に設置している為に、ちょっと幅広くて一般的な日本の複数コンセントタップには並べて挿せないんです。

このタイプの充電器にしても、他の充電器にしても、並べて挿したい場合は多分諦めて1つ空けないといけないと思いますので、ご留意下さい。

そもそも大体の純正ぢうでんきもごく僅かに太いんですよねぇ…そろそろコンセントとコンセントの間を更に5mmとか1cmくらい広くしたタップが一般的になってくれてもいいかなぁ、なんて思います。あ、横向き(?)に並んでるタイプのタップなら大丈夫ですよ並べて挿せます。


それと、写真を良く見ると気付くかもしれませんが、プラグが真っ直ぐに刺さっていないケーブルがあります。ソケットがしっかり垂直に設置されているワケではないんですよね。

そう言う細かい所が気になる人には向いていないかもしれません。


話を戻して次、発熱はそこそこです。普通の充電器の範疇だと思います。また例に依って、夏に使ったら印象が変わるかもしれませんが、まぁ多分大丈夫でしょう。

コイル鳴きはCT-030より気にならないと感じました。が、ノイズに関しては、人に依って感じ方が違うと思いますから、余り断言は出来ないんですよね。高周波がうるさく感じる人と低周波がうるさく感じる人がいたり、同じ音量でも気になる人とならない人等々、色々ですから。

まぁ、余程神経質な人でなければ、ちょっと離れた所や机の下なんかに置いて、長いケーブルを使って充電すれば大丈夫だと思います。多分。


そして最後に、グラビア写真にも写っていますけれど、やはりこちらのぢうでんきもFCC、CE、RoHSマークはありますが、PSEマークはありません。PSEマークがないと嫌!怖い!なんて方は、国内流通ではイチオシで気になるCIOや、安定のANKERやRAV Power等の製品を選ぶといいのでは、なんて思いますよ。

それでは快適な充電生活を。


ってな所で、おしまいっ!今回オチはありませんでした!



   

左のが色違いブランド違いの同じやつです。3portのを選びましょう。それとぢうでんきは兎に角出力と対応規格をしっかり確認してからポチるのを忘れないで下さいね。
         


楽天市場の価格が法外で笑っていましたw


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